【#高3Twitter耐久】受験をした話

おひさしぶりです。ブログが廃墟と化していました。ちゃんと生きてましたよ。

復活第一弾は何を書こうかいろいろと考えたんですが、ブログが廃墟化した諸悪の根源ー大学受験ーについて書こうかと思います。こういう文章を書くのは久しぶりなのでたのしい。ゆる〜く書いたのでゆる〜く読んでください。というか読まなくてもいいぞ。

【先行情報(読む人の参考のために)】

  • 中高:筑駒
  • 進学先:東大文一
  • センター:生物基礎、地学基礎
  • 二次:地理、世界史

【この文章のテイスト】

普通の人が大学受験をした話です。成績とかは特に何も面白くないので晒す意味はあんまりなく、後輩たちが模試を受けたときに「ふーんこんな成績でも受かっちゃうんだ、ふーん」ぐらいに思われることを想定しています。

 

 【もくじ】

 

 

1 虚無期(中1~中2)

中学受験を終え(というか今の学校に受かったのはまぐれの自信がある。神に感謝)筑駒に入学しました。まぁ〜みなさん天才ですね。全国統一小学生とかが普通にいる学校です。凡人ぼくはビビっていました。今もだけど。中学時代は特に大学受験を意識したことは特になく、英語は行っておいた方がいいという天のアドバイスの通り英語は塾に通おうという運びになりました。候補はいくつかあったのですが、諸々の理由で早稲田アカデミーを選択しました。ところがその講座は「2年間で英検準一級を取得することを目標とし、すべて英語で授業を行う」という自称進びっくりの鬼・カリキュラムが組まれており、中1、中2の間は英語に関しては虚無を生産することとなりました。だって関係代名詞を知らない中学生が関係代名詞を英語で解説されたってわかんないでしょ。北ソト語を解読する旅行者じゃあるまいし。本物の天才以外お断り英語講座でした(涙目)。2年間のカリキュラムがそんなこんなで終了し、英検2級を謎に得た以外では何もわからない中学2年生が爆誕しました。ちなみに当時の学校の英語の成績は平均スレスレでした。あらまぁ。

一方の数学ですが、先ほどの英語の講座に通おうとしたところ、塾の講師から「数学もいい講座がある、一回体験に来ないか」といわれ、言われるがままに行ってみることにしました。ところがびっくりその講座は筑駒生(しかも数学できちゃう系男子)しかいない講座で到底ついていける感じではなさそうでした。しかしぼくはバカだったので楽しそうという理由だけでその数学の講座を受講することにしました。今思えばなんでそんなことしたんだろうという感じですね。でもそのおかげであってか数学は比較的苦手意識は少なかったです。成績そこまででもなかったけど。そんなこんなで2年が過ぎましたとさ。ちなみにTwitterを始めたのは中2の5月です。

2 英語だけでも…期(中3〜高1)

2年後早稲田アカデミーの英語の講座からほっぽり出されたぼくは行き先がなくなってしまいました。ところが何もしないと自称学校の弊校では英語力の向上(受験という意味で)には役に立たないことは明白だったので何かはしないといけないという意識はあり、諸々を検討した結果平岡塾に行くことになりました。平岡に行っていた同級生がオススメしてくれたのが決め手でした。ご存知の通り(?)平岡塾は文法重視のガチガチ英語塾で、宿題の量も多いとの噂でした。入ったところでまぁその印象は崩れず最初の数ヶ月は宿題をこなすのにヒィヒィ言ってました。あと床のカーペットに直で座るので腰が痛い。そんな平岡塾のおかげでぼくの英語力にも好転が見え、多少マシになってきたような気もしてきました。そんなこんなで高1が終わります。このころになるとだいぶ学校で鉄緑会員も増え受験というものを意識しだすような時でしたね。なんだかんだ東大志望なんだなぁというのもこのあたりで気づいた気がします。ちなみに東大は駒場キャンパスが筑駒と最寄駅が同じなので駒場祭とかに気軽に行けるんですよね。そんな身近さも大きな理由になったと思います(立地の暴力)。

3 高2前期(高2 4月〜9月)

題名からしてネタ切れを感じますね。いよいよ高2になり、さすがに自分は文系なんだろうなぁという意識が芽生え学校の理科選択もそんな感じにします(文系向け生物と地学基礎を選択した。余談だけどこの生物の授業はセンター対策みたいなのそっちのけで理系生物範囲のダイジェストみたいなのをしてくれて、めちゃくちゃ楽しかったです。実験盛りだくさんだった。解剖とか形質転換実験(?)とかやった)。当時数学だけ通っていた早稲田アカデミーに国語の講座が始まるということで国語を取りはじめました。といってもこの頃は受験勉強エンジョイ勢(?)だったのでろくに勉強してませんでした。

4 受験勉強開始期(高2 10月〜3月)

ところが何か変化がぼくの中で起きたらしく(世界史を何もやっていなかったのでなんとかしなきゃいけないと思った)世界史をなんとかすることにしました。自称学校の弊校は世界史もその御多分にもれず受験勉強?おいしいの?みたいな状態だった(高1の全員必修の世界史の授業では教員の趣味が展開され、高2はそもそも世界史の授業がなかった)のでこのままだとなんとかならなかったわけですね。そこでぼくが目をつけたのが指定暴力団こと鉄緑会です。同級生がめっちゃ通ってたのでカリキュラムとか入り方を適当に聞き出して9月末に入塾テストを受けました。謎に難しいと噂の入塾テストで、世界史で入りたいって言ったのに英語と数学のテストを受けさせられました。意味わからん。数学は数1A2Bまで一通り押さえてる?みたいなテストでとにかく時間がきつかった覚えがあります。英語はあんま覚えてない。合格できたので10月から世界史と数学(早稲アカの数学は前述の通り意味わからん速度で進んでたのでこのころには文系なのに、しかも数学がたいして得意でもないのに、数3範囲をやっていました。文系なのに(再))に通うことにしました。ちなみに鉄緑に高2の後期から入会する人はあんまりいないらしく初めてです的なことを言ったら担当の先生から変な目を向けられた気がします。

英語の話をだいぶしていなかったんですが、ちまちま平岡塾に通う生活を続けているうちに高3(平岡塾の高3はその年の1月~12月で定義されます)のクラスを分ける試験となりました。11月にあるんですね。高2までは曜日別で好きな日に来ていいよ~というシステムだったんですが、高3では無慈悲に学力で区切られおまえは何曜日、おまえは何曜日みたいにクラスが指定されます(曜日の都合による下方移動は可)。1番上は無理だろうな~~~という気持ちで受けたら2番目のクラスになりました。なんやねん。ちなみに上3つのクラスはセンター英語196(/200)以上を目指す人たちが集まるクラスだそうです。点数設定が細かい。

ところで鉄緑会にも高2の12月に高3のクラスを決定する校内模試、通称クリスマス模試が存在します。高3の英数のクラスは(数学は文理別)レギュラー(選抜)クラスとそうでないクラスに二分されるわけですね。みなさんそれに向けて凄まじい精進を積むわけです。ぼくは鉄緑では英語は取ってなかったので関係あるのは数学だけ、しかも文系なので数学のクラスが5個、うちひとつがレギュラーという構成で、入ったばっかでレギュラーは無理やろ〜ということでのほほんと模試を受けました。年が明けると結果が返ってきます。英語は目も当てられないぐらいの点数でしたが(確かレギュラーのボーダーぎりぎりぐらい)数学は謎の力によってレギュラーにひっかりました。やったね。

という感じで高3に向けての下ごしらえ的なものが完了し高2の三学期は適当に過ごしていました。言語学オリンピックに落ちたり言語学オリンピックに落ちたりしていましたね。適当に過ごすといっても平岡では高3が開始されていたので鬼のような宿題を鬼のように処理していたような気もする。平岡の後輩各位のみなさん、宿題は謎の力を得ると勝手に消化されていきます(諸説あり)。

5 受験生期(高3)

4月になってしまいました。この時点でのなんとなくのぼくの戦闘力(?)はこんな感じでした(独断と偏見に基づく)。

  • 数学:そこそこ
  • 英語:文法そこそこ、読解ダメ、英作文リスニングは無対策
  • 国語:現代文そこそこ、古文ダメ、漢文そこそこ
  • 地理:わりとできる
  • 世界史:ダメ
東大の配点はセンター110(900点分を圧縮)、数学80、英語120、国語120、地理歴史各60の550点満点なのでどの科目もそこそこできないと落ちます(最低点はここ数年は350強ぐらい)。自明に英語と世界史をやったほうがよさそうですね。高3は英語は平岡、数学は早稲アカと鉄緑、国語は現代文だけ早稲アカ、地歴は鉄緑に通いました。
まぁ一学期から得点の皮算用してもどうしようもないので英語を無限にしつつ世界史と対戦していました。地理は適当にやってました。6月に音楽祭という合唱祭があり、そこでピアノの伴奏をしていたぼくは5月~6月中旬にかけてだいぶ勉強時間と体力を持っていかれました。これは完全に愚痴ですが、GW明けぐらいから放課後の練習が17:00ぐらいまで、その後代々木や渋谷に直行して塾の授業を受けるみたいな生活がほぼ毎日続くわけです。直前になると朝7:30からの練習も解禁されるため睡眠時間も削られましたとさ(5:40起き!)。勉強は空きコマや授業時間(悪い子)でなんとか宿題を回すみたいな感じでした。最大の敵は睡魔でしたね。音楽祭の指導そのものは楽しかったので精神方面は比較的大丈夫でした(諸説あり)。ぼくはつらさをため込む癖があるので同級生の中では音楽祭やその他もろもろを真顔でこなすようわからん人間でした。夜な夜なLINEで仲良い人に泣きついてたりしてたけど。めちゃくちゃどうでもいいけど鉄の世界史の授業で第5課(古代ギリシア、ローマ)と第7課(中世ヨーロッパその1)の回に眠気が異常だったことを覚えています。なんでそんなことを覚えているかというとその単元を中心に苦手だったからですね。あらまぁ。センターはこのころはなんも意識してませんでした。
 
さて、この世の中には冠模試というものが存在します。東大の問題形式に似せて作ってある模試でn人が受験し合格可能性とかが出るやつですね。駿台、河合、東進、代ゼミ、早稲アカがそれぞれ開催しているのを観測しましたが受けたのは早稲アカ(7月に一回、10月のは後述の理由でブッチ)、河合(8,11月)、駿台(同)の5本でした。早稲アカは生徒だったから受けたようなもので母数が虚無(数十人とか)なので受けなくていいです。外部の人も受けられる気がするけど。河合の東大オープンと駿台の東大実戦が双璧という感じですね。
 
《冠模試その1》河合オープン(8月)
お初の冠模試。(正確には早稲アカのやつ受けてたけど省略)。結果↓
f:id:ryoanjing:20200408235935j:image
数学が見事に爆発していますね、ええ。それでもA判定まであと1点だったような。国語に助けてもらっていますね。河合はA判定をとるともれなく冊子に名前が載る権利を与えられます。知り合いの名前を無限人観測し悲しい気持ちになっていました。よいこのみんなはマネしないようにしましょう。
 
《冠模試その2》駿台実戦(8月)
f:id:ryoanjing:20200409000121j:image
河合の一週間後に開催されます。でもなぜか結果は駿台のほうが先にわかります。河合が遅い説と駿台が速い説があります。模試の採点は往々にしてガバいらしく友達が意味不明な減点などをされていたようです。かわいそうに。ぼくも古文で不当に減点されてる気がしたんですがめんどくさいので何も言いませんでした。えらい。数学が死んでいますね。ついでに国語も。ちなみに地理は学校内1位でした。やったね。文一はB、文三はAでした。駿台のほうはA判定のうちさらに一部しか冊子に名前が載りません。どうでもいいね。ちなみに某早稲田アカデミーは冠模試でA判を出すと特待が降ってきます。授業料が軒並みタダになります。早稲アカには日曜日に東大対策をする会みたいなものが存在しているのですが、ぼくはタダなのをいいことに籍だけ置いて結局1回も行きませんでした。悪い子ですね…
 この模試の結果が返ってくるのは9月のはじめなんですが、弊校は自称学校なので11月のはじめに高3を動員する文化祭があります。しかもたちの悪いことに(?)高3が明らかに一番忙しいんですね。語ると長くなるので話しませんが、要は10月半ば〜11月はじめが異常に忙しくなるわけです。ぼくはその2,3週間ほとんど勉強してなかった気がします。で、その忙しい期間にさっき出てきた早稲アカの東大模試の第2弾があったわけですね。華麗にスルーしました。おべんきょうしないときはしないで割り切るのもいいかと思います。限度はありそうだけど。そういえば試作会のときに他の世界史選択者と「クトゥブ・ミナール」についてとても盛り上がった覚えがあります。どうでもいいね。
 
無事に11/4に文化祭を終えるとそこからまた現実にすぐ引き戻されます。秋模試というやつです。実は河合のほうは文化祭期間の土日にちょうど開催されてるんです。じゃあ受けられないのか…?と思いきや弊校生向けに文化祭後の代休期間にわざわざ河合塾がオープンを受けさせてくれるんです。というかくれちゃうわけですね。文化祭3日間毎日始発登校23時帰宅をキめていた老体にはなかなか厳しいものがあります。受けました。↓
f:id:ryoanjing:20200413091435j:image
 英語が若干マシになりました。数学が相変わらずひどい。国語もひどい。というか国語がひどい。言い訳をすると一日目にあるのが国語、数学なのでろくに頭が動いていない状態で受けるとこうなるんだなぁという感じです。B判定ド真ん中ぐらいでした。いやそれにしても国語がひどい。
そして一日の休暇を挟んですぐ駿台です。日程おかしいだろ。ちなみに秋も駿台の方が先に返ってきます。
結果↓
f:id:ryoanjing:20200417140458j:image
 数学がようやく人間的な点数になりました(ぼくは文科生の中では数学が得意な部類に入っているはずなのでこれぐらい取れてないと本番受からないといい聞かせていました)。あと英語は河合と同じような点数なのに駿台の方が簡単だったらしく微妙な偏差値となりました。世界史は相変わらずこのあたりをうようよしていますね。全然ダメです。地理はえげつなく難しかったので半分切ったのにもかかわらず偏差値が70超えてました。正直このころ地理はひたすら楽しい科目だったので息抜きと化していました。塾の地理の先生に面談で「世の中にはいろんな変態がいるからねぇ」とこの成績表sを見ながら言われました。変態ですいませんでした(憤怒)。この席次だとA判が出ます。冊子載らなかったけど。
ところで、このころになるとだいぶ本番の点というのが気になってきます。前述のとおり550点満点でセンターが1/4なので二次で440点、合格最低点が文一の場合350ちょいぐらいの年がここ4年ぐらい続いているので二次試験で260点程度ぐらいあればまぁ受かるでしょうぐらいの感じです。それでは先ほどまでの4つの模試を見比べてみましょう。あれ??? そう、全然足りないんですよね。なのにテストにもよりますがおおむね模試は220点台でA判が降ってきます。模試そのものが難しい説と採点がおかしい説がありますがたぶん両方です。まぁ英語とか問題ごとの細かい配点すらわかってないからしょうがないような気もするけどね(例えば1Aの要約は河合が10点、駿台は8点配点です)。模試の点数勘定を気にしすぎると詰むのでその辺は深く考えずに行きましょう。そんなこんなしてるうちに12月です。

6 センター試験

今は昔、せんたぁ試験の世の中にありけり。無言&真顔でこれを打ってても全然面白くないですね。詳細はよく知りませんがどうせ来年も似たようなシステムになる気がします。東大受験生はセンターが900点から110点に圧縮されるので軽視しがちです。しがちですがコケる人はコケます(コケた人並感)。東進とかが無限に模試を開催していますが、結局ぼくが受けたのは高2のときのセンター同日と12月の駿台のセンタープレだけでした。結構そういう人は多い気がするのでそんなにセンターにびくびくする必要はない気はします。一日潰れて疲れるし。

先述の通り文化祭に圧迫されたぼくは11月になっても二次対策の巻き返しを図っていたのでセンター…そんなものもあったな…ぐらいでした。が、11月末~12月頭で河合駿台でそれぞれわりと大きめのセンター模試が行われるのでそれは受けるわけです。ぼくは駿台を受けましたがどっちでもいいと思います。当然時間などないので理科基礎に至っては中学生のころの知識を総動員して解く羽目になりました。結果↓

f:id:ryoanjing:20200417153111p:image

英語:まぁこんなもんでしょう。本番もこれぐらいならぎりぎり許せます。

数学:ひたすら難しかったんです…(言い訳)

国語:まぁこんなもんでしょう(再)

生物基礎:ひどい

地学基礎:ひどすぎて笑える。全国平均すら切ってる。

世界史:ナメクジなりに頑張りました。

地理:難しかったの…許して…(ちなみに左にある星は第一回答科目マーク)

これで合計767点です。数学で15点、理科基礎で25点、地理歴史で10点上げれば817点でおおむね東大換算で100点、数学国語でもう少しがんばれば830点に乗りそうです。

 

理科基礎と数学がひどいですね。数学は問題のせいにするにしても理科基礎の精進が必要です。適当な問題集を買って年が変わるまでに一周することにしました(激遅です マネしないでください)。年が明けるといよいよセンター対策まっさかりです。とかいいつつ理科基礎は塾の講座的なものに一切行きませんでした。高3の学校で授業があったわけでもないのに。完全な舐めプですね。

過去問は数学は数年分、英語も数年分、国語は20年、地理は10年、世界史も10年、理科基礎は2015年に科目が設置されてからすべて(5年分)をやりました。センター対策は普通に心が折れます。つらい。特に国語。小説で10点台とかをたたき出すと本当に虚無です。最終的に無理なく830点ぐらい取れればいいや~ぐらいの気持ちで本番を迎えました。あと世界史は壊滅するとやばいので文化史を中心にかなり通史に立ち戻ったりしつつ時間をかけて対策しました。

いよいよセンター試験です。高校のすぐそばに某大学駒場キャンパスがあるというのに調布の電通大まで飛ばされました。なんなんだ。どうでもいいですが電通大はめちゃくちゃ椅子が座りにくいです。腰がバカになりました。センター試験ってなんか知りませんが待ち時間が異常に長いんですよね。テストそのものというよりも無限の待機時間で疲れました。毎教科「机の上に置いてよいものは…」みたいな説明するんだもん。

一日目に自己採点だけはするなと塾の先生が口を酸っぱくして言っていましたが実際はこんなザマでした。当日の昼のツイートですね。

 

教室の左前の隅で国語の自己採点をしている一団が同級生(完)

龍安寺の語 (@ryoanjing) 2020年1月18日

 

 ぼくは善良な市民なので自己採点はせずに2日間を過ごしました。そういえば初日の朝は雪が降っていた気がしますね。

さて終了するとおまちかね自己採点です。かなり狂った状態で採点しないと狂っちゃいそうなので狂いながら採点しました(そしたら5点自己採点とずれました)。

 
f:id:ryoanjing:20200417235428j:image
 つっこみどころが満載ですね。ひとつずつ見ていきましょう。
まずは地理です。おまえおまえ。10年間の過去問で90を割ったことはなかったはずだったんですが。はじめに地理を採点したらこのコケようだったのでテンションが一気に崩壊しました。たのしい!!!全然たのしくないけど!!!
世界史。弱かったなりにがんばりました。2つのうちひとつは合っててもよかったんだけどなぁという感じ。世界史は得意な人は満点当たり前みたいな感じなので後輩諸氏にはぜひ満点を目指してほしいです。94点で喜ぶおじさんになっちゃダメだよ。
国語。現代文は小説との和解に成功したんですが、古文がああああああああああという感じですね。漢文は例の窓のやつを間違えました。

窓ごときが山に対するだと?思い上がって!身の程知らずが!!

— green+ (@irotirihs) 2020年1月18日

 これは友人のツイートですが、めちゃくちゃ面白かったので紹介しておきます。

英語。

_人人人人人人_
> 筆記175点 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

なにがあったんでしょうか。一年前の同日ですら180点台だった気がします。笑っちゃいますね。ちなみにリスニングは東大は使いません。来年どうなるか知らないけど。

生物基礎。センタープレよりも下がっています。なんなんだもう。勉強不足ですね。良い子のみんなは10月11月あたりからこつこつやろうね。

地学基礎。あ、はい。ろくにお勉強してなかったツケが順調に回ってきていますね。

数学1A。1Aを無事に解いたので満点だと思ってたんですが普通にデータの分析を二問間違えました。つらい。

数学2B。数列が終わらなさ過ぎてアレでした。つらい。

以上となります。ちなみに生物基礎で3点、数学2Bで2点それぞれ高く自己採点していたようです。合計784点という散々な戦績でセンターは終わりを告げます。ちなみに入試前よく話してた友達には結局45点差で敗北していたことがつい先日判明しました。笑うしかないですね。笑うしかないツイートは当日にも見受けられました。どうでもいいですがこのころひたすら「おジャ魔女カーニバル!」が脳内を流れていました。おジャ魔女どれみ見たことないのに。やな宿題は全部ゴミ箱に捨てちゃえ~

 

 

7 受験校選び

センターが終わるといよいよ私大や国公立二次の出願がはじまります。ぼくは前述のように東大に行きたかったので国公立の前期は東大でほぼ確定でした。センターの点数により変える、みたいな話をたまに聞きますがなにしろ圧縮率がひどい(前述の45点差の方とも圧縮換算では5.5点差です)ので気にせず東大に出願しました。残るは私大と後期です。後期は募集人数が少ない&東大は後期入試を行わないのとで出願しない東大受験生もいます。ぼくは英弱にもかかわらず後期試験が英語のみの東京外国語大学に出願しました。もし東大に落ちていたら(で後期に受かったら)一生アラビア語漬けだったんですね。そちらの人生もなかなか面白そうです。見たところまわりでは一橋が多そうでした。

続いて私大です。私大の文系学部の一部では「センター利用入試」なるものが存在し、センターで良い点数を取ると個別の試験を受けなくても合格できちゃうわけですね。出願の締め切りは大学にもよりますが、早稲田大学はセンターの翌日まで待ってくれます。まぁセンター悪すぎてどこも出さなかったけどね!!

私大にももちろん個別入試はあります。学部だけでなく受験科目や日程とよく相談して受験校を決めます。そもそも私大受けずに国立一本の人も一定数います。ぼくは浪人したくなかったので私大も受けることにしました。学部だけでなくと書きましたがほとんど受験科目で選びました(最悪)。地理が得意だったので地理が使える大学、学部を調べました。

早稲田大学教育学部

慶應大学商学部

ーおおむね以上です(早慶の範囲内では)。つらい。もともと慶應にはセン利がないので受けるなら早稲田みたいな雰囲気があったのもあり早稲田を受けようかなぁと思っていた時にこれでした。さらに調べると法学部は数学の受験がセンターで肩代わりできるようです。私大のおべんきょうをしている暇が今後あるか怪しかったので少しでも受験科目を減らすべく早稲田の法学部と教育学部を受けることにしました。法学部のほうが先に入試があるので法学部で合格を確信出来たら教育は受けなくていいや~と思っていました。適当に出願をして完了です。受験票を印刷するなどして本番を待ちます。まわりでは一定数単願も見かけつつ危なげなくセン利を取っている人や早稲田政経慶應経済を受けている人がそれなりにいた気がします。

8 直前期&私大入試

センターが終わった直後から鉄緑の直前講習なるものがはじまり一気に東大対策に引き戻されます。予習がひたすらキツかった…。それが終わると自分であと一か月ほどの時間を使えます。普段は計画性のかけらもないぼくですがこのときは計画を立てました。英語と世界史と国語の過去問が全然消化できていなかったのでそれらを中心に世界史を詰めるといった具合です。あとちょくちょく私大入試が挟まります。

大体一日に英語の過去問を1年分、古典を1年分、世界史を2年分、数学を0.5年分、それに気が向いたら地理を少し、ぐらいの具合でした。これで7~8時間ぐらいかかっていたように思います。直前期は一日10時間!みたいな話をよく聞きますがぼくはそんなに集中が続かないので8か9時間ぐらいが限界でした。普通に疲れたら休憩したりtwitterを眺めたりしていました。このころになると学校や塾もなく孤独状態なのでなかなかつらいです。まぁ計画通りに進まない日もあるので余裕は持たせておきましょう。人に会ったりするとだいぶ気分転換になります。息抜きの例↓

 

そういえば過去問の話をしていなかったのでします。教科によりかなりバラバラ。

英語…平岡はあまり過去問に触れないスタンス&ぼくが12月(要は普通に塾やら学校やらの授業がある)まで英語の過去問に触れる余裕がなかった、のとで過去問とはじめましてしたのは2020年1月下旬、センターから一週間経過後(その一週間は直前講習でつぶれてた)のことでした。マジで無謀なので平岡に行ってる筑駒生以外はマネしないでください。というか逆に平岡行ってる筑駒生はこんなかんじになります。覚悟しててね(??)。だって東大英語の過去問買ったの12月とかだよ。あ、赤本は分野別なのでセットで解きたかったぼくは駿台の青いやつにしました。上に書いたように一日一年分やることにして(にしても一回2時間だから丸付け直しを加味すると3時間ちょいかかる)いました。リスニング音源が17年分しか手に入らなかったので17年分やりました。午前中に家でやることにしていたんですがなかなかつらかったです。9時までにやり始めないと昼ごはんが食べれん。配点はなんとなくの鉄緑式っぽい風に採点していました。英作文は平岡の先生に何回か送って添削してもらいました。

数学…だいたい早稲アカでやっていたので(たぶん20年分ぐらい)解き漏れなどをつぶしていました。直前期そんなにやってなかった。

国語…現代文は放置気味に、ヤバかった古文漢文を20年分やりました。こっちは12月に始めた気がする。模試の過去問とかも解きましたね。というか本番国語全然できなかったマンだからこの話は信用するなよ。

地理…鉄でおおむね20年分ぐらいやってくれてたのでその穴を埋めるぐらいしかしてませんでした。というか言ってしまえばなんですがめちゃくちゃ得意だったので勉強のやる気が極端にないときに奥の手的な感じで過去問を解いていました。余談ですが鉄緑会東大地理問題集解答解説篇はクソ重なのでほとんど家の棚に放置していました。だからやらないんだけどさ。

世界史…こちらも激ヤバだったので、しかも鉄から降ってきた過去問が42年分(1978~2019)(は?)あったのでセンター後からはじめて(激遅)(だってセンター前はセンターで手一杯だったんだもん)一日2年分やっても間に合うかぎりぎりでした。がんばってやりました。復習回し含めて2周。マジでめっちゃがんばった。暗記苦手マンなので答案暗記みたいな芸当は不可能に近く、図や論理関係をひたすら頭に入れていました。

 

そうこうしているうちに私大の入試がやってきました。だいたい国立の10日前ぐらいですね。早稲田の法学部です。試験日の3日前ぐらいから国語と英語の過去問を2,3年分解きました。意外と難しいんですよこれ。私大の英語は独特(特に語彙面!)なので英弱にはつらいものがあります。まぁ私大は形式とレベル感を最低限つかんでおけばいいんじゃないでしょうか。国語は現代文でかなり攻めてる感じの選択式問題があります。普通に解くとメッチャ疲れます。不安を抱えたまま試験に突入します。会場にありえん数の受験生がいて圧巻でした(他人事)。ちなみにぼくの後ろに座っていた人は休み時間に駿台文庫の東大の世界史の過去問(確か2005年の大論述)を解いていました。草。ぼくはtwitterをしていました。英語の傾向がちょっと変わってておってなった以外はごく普通に終わりました。

手ごたえはあんまりよくはなかったので教育学部(地理歴史専修というところに出願した)も受けることにしました。教育学部は英語、国語、地理の三科目です。英語と国語は法学部に比べてお手柔らかな印象を受けました。英語は文法が出る年と出ない年がありそう。なんとなく読んで読解するタイプのやつでそんなに難しくはないです。国語、漢文が舐めてるのかってぐらい簡単です。現代文と古文は普通。どうでもいいですがこの三科目は全部50点満点で、英語と地理は回答する箇所が50か所あります。配点がわかっちゃいましたね。こちらも2,3年分過去問をちょろっとやって受験会場に突撃です。二回目だったので人間観察をするなど変な受験生になっていました。地理はこれ地理???みたいな問題が出て問題用紙に中指を立てそうになりました(Q.東日本大震災の本震のマグニチュードはいくつでしょう?)。あとは普通。まぁ私大は私大なので若干要求される知識は細かいのかなぁという感じはします。過去問でジャマイカの音楽といえばな~んだ?みたな問題に出会った気がする。知るか。

そんなこんなで無事に私大の入試も終わりです。あとは前期までの一週間ひたすら東大に向け自身を合わせに行くのみです。ちなみに直前期はよく早稲アカの地元の校舎を自習室代わりにして通っていました。感謝。私大の入試が終わると私大組がごそっと消えるので残ってる人もあんまりいなくなっていました。結局自習室に居合わせた人とは一回も言葉を交わしませんでしたが国立を受ける者同士として謎の連帯感的なものを勝手に感じていました。狂っていますね。24日も何気ない顔をして帰ろうとしたら校舎の人に「がんばれよ~」と応援してもらえました。うれしい。ところで早稲田の法学部の結果は東大前日の24日に分かります。無事受かってました(よかった)。前日に見てもし落ちてたらメンタルが大変なことになるので前日発表をその日に見るのはおすすめしません(じゃあ見るなよ)。

 

9 二次試験

2/25,26が国公立二次試験(前期)です。ここまで来たら受けるのみですね。あ、言い忘れていましたが2/12あたりに第一次選抜(いわゆる足切り)が発表されます。

第一段階選抜の突破を確認した 異常なマークミスはしてないらしい、よかった

龍安寺の語 (@ryoanjing) 2020年2月12日

 ちなみに推薦合格者はこの日にわかります。友達が受かっていました。すごい。

特に事故もなく会場入りし試験を受けます。以下は試験中の感想です。

一日目その1 国語

評論:ふつう。というか現代文の過去問は結局4年分ぐらいしか解きませんでした。これもマネしちゃダメよ。

古文:読みやすいやつなのでは??と思いつつ丁寧に書きました。

漢文:これも読みやすいのでは??と思いました。今回国語は人間的なのでしょうか。

随筆:あ~^何言っとるんや~^全然人間じゃなかった~~

 

一日目その2 数学

去年が簡単でしたからね。3完は欲しいところです。

第1問をヌメヌメ解くも三乗根が出てきて焦る。35分ぐらい使ってしまった。第2問は(1)を解いて(2)をチラ見。解法が浮かんでこなかったので15分ぐらいで撤退し第3問へ。この時点で今回は難しいやつなのではという疑念が沸き起こります。(1)を解いて、(2)はめんどくさそうだったので飛ばして第4問を見ます。ここで残り30分ぐらい。5分ぐらいにらめっこしますが何もわかりません。難しいのでは疑念は確信へと変わります。第1問の記述を足し足ししていたら時間が無くなってきました。残り15分のところで気分転換にトイレに行きました(これ結構おすすめ)。ここで第2問(2)の解法が降ってきたので書きます。残り5分。第4問が相変わらず真っ白なので(1)だけひねりだして終了です。ア!という感じですね。書いたところ全部合ってて50点ちょいぐらいです。なかなか追い詰められてきましたよ。↓は帰りの電車の中でつぶやいた覚えがあります。

 二日目その1 地理歴史

気を取り直していきましょう。さいしょは地理歴史です。ぼくは世界史第3問→地理→世界史第2問→世界史第1問(大論述)の順番で解くことにしていました。本番もこれで行きます。

世界史-3。ふたつぐらい微妙なやつがあって焦る。7分ぐらいで地理へ。第1問設問Aが奇抜で草を生やします。その後は特に何もなく解き進めます。ドイツ地誌が出て興奮しました。世界史に戻って中論述です。問題量が多くてしかもわからんやつがいくつかありました。大丈夫か?地理でそれなりに時間をつかってしまった(確か80分ぐらい)ので大論述に残された時間は38分でした。なるほど史料ですか。ぼく個人にとっては比較的書きやすい内容で助かりました。「条約」の使い道に悩みつつ5分ほどを残して終了です。あとは地理と中論述の記述を微妙に直したりしておしまい。150分は疲れますね。昼休みはリスニングの過去問を聞きつつ大学構内を徘徊していました。

二日目その2 英語

いよいよ最後です。東大英語は様々な解き順があることで知られていますがぼくは誰とも被ったことがないです。1B→4A→4B→2B途中→3(下読みは4,5分)→2B残り、2A→5→1A。キモいでしょ(は?)。どちらかというと文法が得意なのでこんな感じになってしまったわけです。東大英語は本当に時間ゲーなのでひたすら解きました。リスニングがアホみたいに反響して全然聞こえなくてつらかった。大きな教室に入れられるとそうなってしまうようです。運ですね。耳に手を当てて聞いてました。あとは小説が意味不明でした。終了一分前に要約を書いてぎりぎりおしまいです。対戦ありがとうございました。

終わったあとは無限に待たされたのでJOL2020を解いていました。そしたらとなりの受験生に話しかけられたのでコミュニケーションをしました。ノリが小学生の作文ですね。

 帰り道で本垢復活の儀をしておしまいです。つかれた。

10 その後

試験から発表までは2週間もあります。落ち着いていられるわけがないですね。卒業式が終わったあと旅行に行きました。落ちていたら後期があるというのに(後期試験は前期の発表後です)。

Q.合格発表までどう過ごしたらいい?
A.#京都福井巡検 pic.twitter.com/V1BQ86vQrQ

龍安寺の歌 (@ryoanji1450) 2020年3月3日

 ひまな人はハッシュタグ追ってくれると喜びます。完全に遊んでますね。

さて発表は3/10、12:00です。当初は本郷にも掲示される予定でしたがコロナウイルスのため掲示が取りやめになったためwebのみの発表となりました(ここまで大きくなるとは当時は思わなんだ…)。12:00にサイトにアクセスしたら当然のようにページが重く開けません。

重すぎて見れない(憤怒)

龍安寺の歌 (@ryoanji1450) 2020年3月10日

 めちゃくちゃ緊張していましたがネットに怒っているうちに緊張が和らぎました。20分過ぎぐらいにようやく見れました。受かりました。わーい。

东京大学文科ー類ぬ合格レた!

龍安寺の歌 (@ryoanji1450) 2020年3月10日

 ツイートが正レいですね(適当)。

11 #東大開示祭り2020

ところで東京大学はすごいのでどの科目で何点取れたかみたいなのを教えてくれます。これをブログに貼りつけたかったのでこんなに遅くなったんですよ。許して。開示↓

f:id:ryoanjing:20200418151255j:image

国語:わりとできたはずだったんだけどわりと低い、というか当初の想定通りだった

英語:英弱なりに意外と頑張ったのでは??

数学:まぁ、はい。1完2半だからね…こんなもんでしょ

世界史:こんなにくれるのか…これは第3問1問1点説が。(2つ間違えた)

地理:マジ?45乗ってないと思ってたのに。下駄の存在がちらつきます。

ちなみに合格者最低点は343.9444点、合格者平均点は374.1542点です。平均には届きませんでしたね。たぶん国語が足を引っ張っています。

 

12 さいごに

これをどんな人がこんな最後まで読んでくれているのかはわかりませんが、受験はつらいものです。二度とやりたくないです(当社比)。n年後に受験を控えている後輩各位はこんな人間でも受かりますよ、ぐらいのことがわかってもらえればじゅうぶんです。もし質問したいとか鉞を投げたいみたいな稀有な人間がいたらtwitterにでもなんでも言ってください。答えられる・受け止めることができる範囲内でおこたえします。最後まで駄文&長文(13000文字超!)におつきあいいただきありがとうございました。次からは言語の話したいですね。真面目に投稿しようと思います(決意)。それではみなさん、さようならぁ~